owky's blog

ワンタッチでミュートを解除してTeams会議に戻るボタンを作る

Dec 28, 2021

用意するもの

Web会議の最中に別のアプリを開いて作業していて、急に呼びかけられて発言しないといけないということがよくある。 このときに、ミュートを解除する操作がけっこう手間である。そこで「押すだけでいつでもミュートを解除して会議に戻れる」ボタンをTouch Barに常に表示しておく。これでいつでもどこでもワンタッチで会議に戻って発言できる。

Microsoft Teamsの場合、Web会議中に別アプリにフォーカスを移すと、右下にTeamsの小画面が表示されるようになる。 この小画面の中のミュートボタンにマウスカーソルを合わせて押すというのが、咄嗟にやろうとすると結構だるい。 もしくは、Teamsの画面に戻って “Cmd + Shift + M” のショートカットでミュートを解除するか。これもだるい。 この操作に手間取って発言するのが遅れたりすると「聞いてなかったのかな?」と思われそうなのも嫌だ。というのがモチベーション。

AutomatorでTeamsのミュートを解除するクイックアクションを作成する

Teamsアプリを開いてショートカットキーでミュートを解除する。というのをApple Scriptで実現できる。 操作のフィードバックが欲しいので “Unmute.” と喋らせているが、これは無くても良い。 Automatorを使ってクイックアクションとして保存すると、macのシステムから呼び出すことができる。

tell application "Microsoft Teams"
	activate
	say "Unmute."
	tell application "System Events"
		keystroke "m" using {command down, shift down}
	end tell
end tell

Automator

作成したクイックアクションをTouch Barに表示する

システム環境設定の「キーボード」設定に「Touch Barに登録する項目」があるので、それを「クイックアクション」に設定する。 そうすると、先に登録していたクイックアクションが常にTouch Barに表示されるようになる。

システム環境設定 - キーボード

Touch Bar

これを押すだけでミュート解除された状態で会議に戻れる! 隣に表示されている「Teams会議を終了」というのも同様に自作したクイックアクション。

キーボードショートカットからクイックアクションを呼び出すこともできる

システム環境設定の「キーボード」設定の「ショートカット」から「サービス」を選ぶと、一番下に登録したクイックアクションが確認できる。そこでショートカットキーを設定できる。 結果としては、グローバルなショートカットキーでいい感じのものが思いつかなかったので、Touch Barという方式を選んだ。

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