owky's blog

Canon PIXUS MP620プリンターをiPhone / iPad / Chromebookから使う

Jan 20, 2022

Chrome OSではGoogle Cloud Printか、プリントサーバーを使っての印刷しかできない。 手元のCanon MP620はGoogle Cloud Printには対応してできないので、プリントサーバーを立てて使えるようにする。 この方法で、iPhoneやiPadからもプリンタを利用できるようになった。

CUPSでプリントサーバーを立てる

ubuntuでの作業。

Canonプリンター向けのCUPSバックエンドをインストール。

$ sudo apt-get install cups-backend-bjnp

こちらを参考に、CUPSの設定を変更し、ポート631を開けた。

CUPSのWebコンソールにアクセスする。

http://サーバーのIP:631

Webコンソールからプリンタを追加することができる。

  1. “管理”タブ
  2. “プリンターの追加”
  3. “その他のネットワークプリンター”から「Canon network printer」を選択し“続ける”
  4. “接続”欄に bjnp://プリンタのIP:8611 と入力し“続ける”
  5. “名前”MP620 とする。ここは任意。
  6. “このプリンターを共有する”をチェックして“続ける”
  7. “メーカー”は「Canon」を選んで“続ける”
  8. “モデル”は「Canon PIXUS MP620 - CUPS+Gutenprint v5.3.3 (カラー)」を選んで“プリンターの追加”

これでubuntuサーバーからの印刷ができるようになる。 CUPSのWebコンソールからテスト印刷ができる。

※プリンタの登録時に、プリンタが自動検出される場合もある

手元の環境では、ファイアウォール (ufw) をOFFにしたら自動検出された。 自動検出されたものを選ぶと、いろいろ入力の手間が省ける

Chromebookからプリントサーバーを利用する

Chromebookの設定画面から“プリンタの追加”を行う。

これでChromebookからプリンタが利用できるようになる。

※プリントサーバーの認証に失敗する場合がある

CUPSからのプリンタ登録時に「このプリンターを共有する」をOFFにしていると、以下のエラーが出る。

Returning IPP client-error-not-authorized for Create-Job (ipp://192.168.xx.xx:631/printers/MP620) from 192.168.xx.xx.

iPhoneやiPadでも利用可能

プリンタを選択する際にMP620を見つけることができる。

参考文献

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